尿酸値を下げる方法

尿酸値が高い場合の諸症状

 

 

 

不幸にも尿酸値が高い場合は痛風をはじめとする病気を誘発しやすくなります。痛風は関節炎を起こす疾患で、風が吹くようにその痛みが全身を移動するためこの名前が付いたとされています。

 

 

痛風における関節炎は、関節包内に析出した尿酸の結晶に対するもので、高尿酸血症が主な原因であることは間違いありません。

 

 

その症状ですが、関節には激しい痛みが起こり、発熱も伴います。特性としては、体温の低い部位に尿酸が析出しやすいので、痛風発作は足趾に多くなっています。

 

 

まず最初に痛む部位は殆どの場合、足の親指の第二関節です。この病状が進行すると足関節や膝関節まで痛くなります。又、痛風の発作を繰り返すごとに症状は悪化して、発作の痛みは骨折の痛みよりも上だといわれる位で、非常に苦痛となります。

 

 

痛風の怖いのは、決定的な治療薬というものがなく、痛み止めによる対症療法であるということです。よく使われるのは非ステロイド系抗炎症鎮痛薬NSAIDsで、インドメタシンが使用される場合もあります。

 

 

アスピリンも一般的な鎮痛剤ですが尿酸値が高くなる恐れがあり、避けられているようです。疼痛が強くなるとステロイドの全身投与をする場合もあり、もともとプリン体を原因にとんでもないことにまでなってしまいます。